腸の特殊環境を乗り越えるカギとなるコレラ菌の形態変化

これまで、コレラ菌が示す線維状形態を任意に再現するための確立された方法は存在していませんでした。本研究では、新たに開発した誘導法を用いることで、線維状形態のコレラ菌を高い割合で再現することに成功しました。これにより、線維状形態の特性や機能、さらにはその病原性への寄与を体系的に解析する道が開かれました。加えて、暗視野顕微鏡と高速撮影技術を駆使して、コレラ菌の細菌運動性を詳細に観察し、線維状形態とコンマ状形態の運動速度、推進力、運動特性を比較しました。その結果、以下のような重要な知見が得られ、コレラ菌の感染メカニズムの理解をさらに深める成果となりました。
 線維状形態は、粘液層や高粘度環境で顕著な運動能力を示し、コンマ状形態に比べて粘性の変化に対する耐性が高いことが明らかになりました。

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