アンジオテンシンⅡ(血圧調節ホルモン)関連疾患の新たな治療戦略 ~miR-125-5pによるアンジオテンシンⅡ受容体活性化機構の発見~

高血圧の発症に関与する経路の中で重要な役割をするレニン-アンジオテンシン系(RAS)に関する研究で、miRNA(*1)の1種であるmiR-125a-5p/miR-125b-5p(miR-125-5p)の阻害がAngiotensinⅡ(*2)(アンジオテンシンⅡ:AngⅡ)受容体(AT1R)のシグナル伝達を抑制することを解明しました。この分子機構の一つが、miR-125-5pの直接標的である内因性 AT1R阻害因子(ATRAP)(*3)の発現誘導であることを明らかにしました。
 このmiR-125-5p 阻害は、AngⅡ関連疾患に対する新たな治療戦略となると期待されます。

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