RNAの新規合成量とその翻訳量を同時に測定できる手法を考案~リボソーム免疫沈降法と新規合成RNA標識法を組み合わせた遺伝子発現解析法の確立~

  • 既製の抗体を用いたリボソーム免疫沈降法により、ほとんどの真核生物から翻訳中のリボソームを回収する新しい手法(P-TRAP法)を確立しました。
  • P-TRAP法と新生RNA標識法を組み合わせることで、培養細胞において転写量と翻訳量を同時に測定する新しい手法(nP-TRAP-seq法)を開発しました。
  • nP-TRAP-seq法を用いることで、小胞体ストレス応答時に、細胞がストレス関連遺伝子の新規合成mRNAを積極的に翻訳することを見いだしました。
  • 本手法は様々な真核生物・細胞において転写量と翻訳量を測定する、また、臨床検体における翻訳量を測定するツールとして普及することが期待されます。

研究内容は、こちらからご覧ください。